どうも不自由なYPです。今回は”手札から”捨てる”と”墓地へ送る”の違いとコストと効果処理に”ついてお話していきたいと思います。
こんなことが気になる
- 遊戯王で手札から捨てるとか墓地へ送るのとコストと効果の違いがわからない
- 手札コストとか効果とか具体的にどんなカードがどんな処理するのか知りたい
- 墓地へ送れないときはどうするの?
この記事を読むと得られること
僕の遊戯王歴は2019年からで公認大会優勝経験あり。非公認大会参戦多数
今回は初心者には少し難しい捨てるとか墓地へ送るなどのテキストについての記事になります。
遊戯王において手札から効果を発動するときに見かけるテキストとして
”このカードを手札から捨てて発動できる”
”このカードを手札から墓地へ送って発動できる”
または
”~~して発動できる。~~し、このカードを手札から捨てる”
”~~して発動できる。~~し、このカードを手札から墓地へ送る”
といったテキストがあります。
これらは同じように見えますが少し処理や条件が違います。
特に墓地へ送って~とかの場合はなんで処理できないの?みたいな時がやってくると思うのでそこらへんを解説していきたいと思います。
結論からいうとテキスト通りの違いです。
これは発動トリガーとして非常に重要な要素
”効果で墓地へ送られること”が発動トリガーのモンスターはコストで捨てられても墓地へ送られても発動できないわけです。
効果で~する場合はコストで何かされても動けないということですね。
では、コストと効果の違いは?と思われるかと思いますが、大まかな違いは「~して発動できる(する)」の文言の前か後かで決まります。
「手札を捨てて(墓地へ送って)発動できる(する)」の場合はコスト。
「~して発動できる(する)手札を一枚捨てる(墓地へ送る)」は場合は効果。
とざっくりですが、覚えておくと楽です。
手札から捨てると墓地へ送るのとコストと効果処理の違いと判別方法
まずは以下の四枚のカードを見比べてください。
ワン・フォー・ワン
通常魔法(制限カード)
(1):手札からモンスター1体を墓地へ送って発動できる。手札・デッキからレベル1モンスター1体を特殊召喚する。
ツインツイスター
速攻魔法
(1):手札を1枚捨て、フィールドの魔法・罠カードを2枚まで対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
暗黒界の取引
通常魔法
(1):お互いはそれぞれデッキから1枚ドローする。
その後、ドローしたプレイヤーは自身の手札を1枚選んで捨てる。
闇の誘惑
通常魔法
(1):自分はデッキから2枚ドローし、その後手札の闇属性モンスター1体を除外する。
手札に闇属性モンスターが無い場合、手札を全て墓地へ送る。
このように明確に手札から墓地へ送るのか捨てるのか?、また効果コストとしてなのか効果処理としてなのかが別れていますよね。
上述のように効果コストは墓地へ送って発動or捨てて発動
効果処理の場合は~~して発動、~~捨てるor墓地へ送る
となっているので結構見分けはつきます。
”効果で墓地へ送られる(た)”はかなり広い部分をカバーしている
効果で墓地へ送られるとは?
ここは文言の違いになります。
捨てられる
破壊される
墓地へ送られる
リリースする
はすべて効果で墓地へ送られるのに内包されます。
オーバーテクス・ゴアトルス
特殊召喚・効果モンスター
星7/闇属性/恐竜族/攻2700/守2100
このカードは通常召喚できない。
除外されている自分の恐竜族モンスター5体をデッキに戻した場合のみ特殊召喚できる。
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):1ターンに1度、相手が魔法・罠カードを発動した時に発動できる。
自分の手札・フィールドの恐竜族モンスター1体を選んで破壊し、その発動を無効にし破壊する。
(2):このカードが効果で墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「進化薬」魔法カード1枚を手札に加える。
オーバーテクス・ゴアトルスは「効果で墓地へ送られた場合」とありますが、上記3点が効果で行われた場合であれば結果的に「効果で墓地へ送れらた」ことになるため発動要件は満たしたことになります。
具体的には自身の①の効果「1ターンに1度、相手が魔法・罠カードを発動した時に発動できる。
自分の手札・フィールドの恐竜族モンスター1体を選んで破壊し、その発動を無効にし破壊する。」でオーバーテクス・ゴアトルス自身を破壊した場合でも発動するわけですね。
未界域の効果の場合も同様、結果的に捨てられる効果によって墓地へ送られている為発動可能です。
捨てるor墓地へ送るのコストか効果なのかを具体的な2つの例で紹介
では具体例としてこのカードの効果を誘発するにはどうすればいいでしょうか?
先ほど紹介した4枚のカードの中から正解を探してみましょう。
効果で捨てられると誘発するパターン
暗黒界の術師 スノウ
効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻1700/守 0
(1):このカードが効果で手札から墓地へ捨てられた場合に発動する。
デッキから「暗黒界」カード1枚を手札に加える。
相手の効果で捨てられた場合、発動時に相手の墓地のモンスター1体を対象にできる。
その場合、さらに以下の効果を適用する。
●対象のモンスターを自分フィールドに守備表示で特殊召喚する。
これはわかりやすいですね。暗黒界の取引が正解です。
このようにスノウの場合は捨てられた場合となっていますが、この文言が墓地へ送られた場合のカードもあるのでデッキを構築するときはこういったかみ合いも重要になってきます。
なお、ツインツイスターでは誘発しない理由としては効果ではなくコストで捨てられているからです。
コストでも効果でも何でも効果を誘発するパターン
深淵の暗殺者
リバース・効果モンスター
星3/闇属性/悪魔族/攻 200/守 500
(1):このカードがリバースした場合、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動する。
その相手モンスターを破壊する。
(2):このカードが手札から墓地へ送られた場合、
「深淵の暗殺者」以外の自分の墓地のリバースモンスター1体を対象として発動する。
そのモンスターを手札に加える。
このカードの⑵の効果を誘発するカードは実は先の4枚のうちだと実は全部に反応します。
このカードの⑵の効果のトリガーはシンプルで”手札から墓地へ送られること”でコスト・効果は問わないテキストな上に手札という場所は限定されるものの、捨てるも墓地へ送る処理だからです。オーバーテクス・ゴアトルスのパターンよりも広いカバー力ですね。
除外されてしまう状態でのコストと効果の処理について解説
こんなカードが場に存在する場合
マクロコスモス
永続罠
(1):このカードの発動時の効果処理として、
手札・デッキから「原始太陽ヘリオス」1体を特殊召喚できる。
(2):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、墓地へ送られるカードは墓地へは行かず除外される。
”墓地へ捨てる”がコストであるカードは「墓地へは行かずゲームから除外される効果」の適用中に発動できませんが、この記事で扱っているツインツイスターは発動可能です。
理由としてはテキストに”墓地へ捨てる”とは書いていないため(捨てるとしか書いていない)です。
「墓地へ捨てる」が効果であるカードは、その状況下でも発動可能で暗黒界の取引でワンドローはできるものの捨てるカードは墓地へ行かず除外されます。
ただし、墓地へ送るのがコストの場合、今回だとワン・フォー・ワンなどは発動できず(コストとしてカードを墓地へ送れないため)
効果で墓地へ送る場合、闇の誘惑のパターンは効果処置を行い墓地へ行くはずのカードは除外されます。
さいごに
簡潔にまとめます。
捨てる
→墓地へ送れなくても発動可能でコストと効果がある。なお墓地へ送るに内包されている。
墓地へ送る
→墓地へ送れない状態だと発動コストの場合は発動不可、効果の場合は発動可能。
コスト
~~して発動できる(する)の~~部分に記載されている。
効果
~~発動できる~~手札から~~
発動できるの文言の後ろにきていれば効果となる。
以上です。
めちゃくちゃ長かったけど、慣れれば簡単なので数こなして楽しんでいきましょうw