遊戯王初心者ならまず覚えたいチェーンとスペルスピードについて解説

遊戯王
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どうも不自由なYPです。今回はチェーンとタイミング、スペルスピードについてお話していきたいと思います。

こんなことが気になる

  1. 遊戯王のチェーンがよくわからない
  2. 強制効果や時の任意効果とかがわからない
  3. タイミングを逃すってなに?

この記事を読むと得られること

  • 遊戯王のチェーンについて具体例を用いて解説
  • 効果の種類とスペルスピードについて解説
  • タイミングを逃す場合を解説

遊戯王初心者がぶつかるのが”チェーン問題”この問題実はそんなに難しいことじゃないんですが、ふわっと覚えているだけだと壁にぶつかるのでしっかりと覚えておけるよう今回の記事はトコトン突き詰めて書いていきます

簡潔に言うと

チェーンとは発動した効果に対して積んでいくものであり、チェーン解決はそのまま効果解決(効果処理)として考えてもらえればOKです。

スペルスピードとは1~3まであり、そのスピードは効果の種類によって分類され、スペルスピード1以外は同じ速度かそれ以上のスピードでしか組むことはできないものです。

タイミングを逃す場合というのは時の任意効果が挟まったときに発生する事故のようなものだと認識してもらえればOKです。

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遊戯王のチェーンについて3つの具体例で解説

チェーン・チェーン解決は先の説明でもありましたが自分と相手が(もしくは自分だけでも)効果を積み上げて・処理することです。

※この具体例に出てくるカードは汎用カードばかりなので覚えておきましょう。

増援

通常魔法(制限カード)
(1):デッキからレベル4以下の戦士族モンスター1体を手札に加える。

灰流うらら

チューナー・効果モンスター
星3/炎属性/アンデット族/攻 0/守1800
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):以下のいずれかの効果を含む魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、
このカードを手札から捨てて発動できる。
その効果を無効にする。
●デッキからカードを手札に加える効果
●デッキからモンスターを特殊召喚する効果
●デッキからカードを墓地へ送る効果

墓穴の指名者

速攻魔法(準制限カード)
(1):相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを除外する。
次のターンの終了時まで、この効果で除外したモンスター及び
そのモンスターと元々のカード名が同じモンスターの効果は無効化される。

神の宣告

カウンター罠
(1):LPを半分払って以下の効果を発動できる。
●魔法・罠カードが発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
●自分または相手がモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚する際に発動できる。
それを無効にし、そのモンスターを破壊する。

チェーン3まで組む例

  1. 自分→チェーン1:増援(戦士族サーチ効果)発動
  2. 相手→チェーン2:手札から灰流うらら(サーチ無効)を捨てて発動
  3. 自分→チェーン3:墓穴の指名者を相手の墓地の灰流うらら対象に発動

チェーン処理は逆順

  1. チェーン3:墓穴の指名者で灰流うららを除外し効果を無効
  2. チェーン2:灰流うららの効果を無効にされた
  3. チェーン1:増援の効果が通る

という処理を行います、ここまでは簡単です。

カウンター罠を含むチェーン4まで組む例

先ほどの流れにカウンター罠を絡ませます。このカウンター罠は後述するスペルスピードでは最速の3となり、このカウンター罠にチェーンする場合は同じくカウンター罠でチェーンを組まなければなりません。

  1. 自分→チェーン1:増援(戦士族サーチ効果)発動
  2. 相手→チェーン2:手札から灰流うらら(サーチ無効)を捨てて発動
  3. 自分→チェーン3:墓穴の指名者を相手の墓地の灰流うらら対象に発動
  4. 相手→チェーン4:神の宣告を発動

チェーン処理は逆順

  1. チェーン4:神の宣告によって墓穴の指名者は無効
  2. チェーン3:墓穴の指名者で灰流うららを除外し効果を無効
  3. チェーン2:灰流うららの効果を無効にされた
  4. チェーン1:増援の効果が通る

となり、自分の増援は通らなかったというかたちに

チェーンを別で組みつつ強制効果を含む処理の例

少し実践形式になりますが、こういうことを繰り返して遊技報はターンの往復を行います。

ネクロフェイス

効果モンスター
星4/闇属性/アンデット族/攻1200/守1800
(1):このカードが召喚に成功した場合に発動する。
除外されているお互いのカードを全て持ち主のデッキに戻す。
このカードの攻撃力は、この効果でデッキに戻った数×100アップする。
(2):このカードが除外された場合に発動する
お互いのプレイヤーは、それぞれ自身のデッキの上からカードを5枚除外する。

闇の誘惑

通常魔法
(1):自分はデッキから2枚ドローし、その後手札の闇属性モンスター1体を除外する。
手札に闇属性モンスターが無い場合、手札を全て墓地へ送る。

雷電龍-サンダー・ドラゴン

効果モンスター
星5/闇属性/雷族/攻1600/守1500
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードを手札から捨てて発動できる。
デッキから「雷電龍-サンダー・ドラゴン」1体を手札に加える。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードが除外された場合またはフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる
デッキから「雷電龍-サンダー・ドラゴン」以外の「サンダー・ドラゴン」カード1枚を手札に加える。

以上のカードを使って解説していきます。

  1. 自分→チェーン1:闇の誘惑を発動
  2. 相手→チェーンなし

チェーン処理は逆順

  1. チェーン1:闇の誘惑の効果で2枚ドローし手札からネクロフェイスを除外した

すぐさまネクロフェイスの⑵の効果でチェーンを組む(ネクロフェイスの効果は強制効果のため)

  1. 自分→チェーン1:ネクロフェイス
  2. 相手→チェーンなし

チェーン処理は逆順

  1. チェーン1:お互いのデッキトップから5枚除外する

効果処理で結果的に自分のデッキからさらにネクロフェイスと雷電龍ーサンダー・ドラゴン

相手のデッキトップからネクロフェイスが除外

再度ネクロフェイスの⑵の効果でチェーンを組むが強制効果が2つ同時に発動する場合はターンプレイヤーからチェーンを組むので

  1. 自分→チェーン1:ネクロフェイス
  2. 相手→チェーン2:ネクロフェイス
  3. 自分→チェーン3:雷電龍ーサンダー・ドラゴン

チェーン処理は逆順

  1. チェーン3:雷電龍ーサンダー・ドラゴンの効果でデッキからサンダー・ドラゴンカードをサーチ
  2. チェーン2:相手のネクロフェイスでお互いのデッキトップを5枚除外
  3. チェーン3:自分のネクロフェイスでお互いのデッキトップを5枚除外

となります。

3つのスペルスピードと2つの効果の種類を解説

まずは各スペルスピードに含まれる効果

スペルスピード1

  • 通常魔法
  • 装備魔法
  • フィールド魔法
  • 永続魔法
  • 儀式魔法
  • ペンデュラム効果
  • 誘発即時効果以外のモンスター効果

スペルスピード2

  • 速攻魔法
  • 通常罠
  • 永続罠
  • モンスターの誘発即時効果

スペルスピード3

  • カウンター罠

という分類になります。

スペルスピード1のカードや効果は基本的にスペルスピード2や3に対してチェーンを組むことができません。

特殊なカードでチェーンを組めないカードや発動を伴わない(永続効果によるもの)もあったりしますが最初のほうは覚えてなくても問題ないと思います。

誘発効果と起動効果の分類

誘発効果は

  • 強制の誘発効果 例 ネクロフェイス
  • 場合の任意発動の誘発効果(場合の任意効果) 例 雷電龍ーサンダー・ドラゴン
  • 時の任意発動の誘発効果(時の任意効果) 例 えん魔竜王 レッド・デーモン・カラミティ

えん魔竜王 レッド・デーモン・カラミティ

シンクロ・効果モンスター
星12/闇属性/ドラゴン族/攻4000/守3500
チューナー2体+チューナー以外のドラゴン族・闇属性Sモンスター1体
(1):このカードがS召喚した時に発動できる
(この効果の発動に対して、相手はカードの効果を発動できない)。
このターン、相手はフィールドで発動する効果を発動できない。
(2):このカードが戦闘でモンスターを破壊した場合に発動する。
そのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。
(3):このカードが相手によって破壊された場合、
自分の墓地のレベル8以下のドラゴン族・闇属性Sモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。

の3種類が存在します。

起動効果

起動効果は基本的にメインフェイズに発動できる効果です。

相剣師-泰阿
効果モンスター
星4/風属性/幻竜族/攻1800/守1500
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の墓地から「相剣」カード1枚または幻竜族モンスター1体を除外して発動できる。
自分フィールドに「相剣トークン」(幻竜族・チューナー・水・星4・攻/守0)1体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したトークンが存在する限り、自分はSモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
(2):このカードがS素材として墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「相剣」カード1枚または幻竜族モンスター1体を墓地へ送る。

⑴の効果が起動効果にあたりますね。

タイミングを逃す場合は簡単!時の任意効果が絡む時だけ

赤き竜

シンクロ・効果モンスター
星12/光属性/ドラゴン族/攻 0/守 0
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚した場合に発動できる。
デッキから「赤き竜」のカード名が記された魔法・罠カード1枚を手札に加える。
(2):自分・相手ターンに、「赤き竜」を除く、
フィールドのレベル7以上のSモンスター1体を対象として発動できる。
このカードをEXデッキに戻し、
対象のモンスターと同じレベルのドラゴン族Sモンスター1体をS召喚扱いでEXデッキから特殊召喚する。

タイミングを逃すとは”その発動タイミングに誘発できなかった効果”という認識でOKです。

例えば赤き竜でえん魔竜王 レッド・デーモン・カラミティをシンクロ召喚するときに

赤き竜の効果をチェーン1にできずチェーン2でやってしまうとカラミティの⑴の効果は発動できないという感じです。

相手ないし自分がチェーン1でコズミックサイクロンを発動、チェーン2で赤き竜の効果を使ったとしましょう

チェーン1:コズミックサイクロン

チェーン2:赤き竜⑵の効果

で処理すると赤き竜の効果でカラミティはシンクロ召喚されます(このときカラミティの⑴の効果が誘発できそうなんですが)その次にコズミックサイクロンの処理が入るわけですね。この時のタイミングはコズミックサイクロンで相手の盤面のカードが除外されたタイミングになってしまうわけですね。

こうなるとカラミティの⑴のタイミングを失ってしまうということです。

なので、タイミングを逃すパターンは時の任意効果(時~できる)をつかうときは注意しましょう。

さいごに

ここまで読んでもらってありがとうございます。

今回はチェーン・スペルスピード・効果の分類・タイミングを逃す

と4つの項目をやったので非常にボリュームがあり一回ではとても覚えられないと思うので実践やマスターデュエルで流れなどを覚えてもらうとスムーズかなと思います。

覚えないと実際カードで処理するとなかなか面倒で大変な部分なのでしっかり覚えておきましょう。

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