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その効果どこで発動した?発動した場所と無効破壊された場合の処理について解説

どうも不自由なYPです。今回は”発動した場所と無効破壊された場合の処理”についてお話していきたいと思います。

遊戯王を遊ぶにあたって重要な要素がカードの発動した場所です。

かなり重要なルールの部分なので今回はそれらを解説していきたいと思います。

僕の遊戯王歴は2019年からで、公認・非公認大会優勝経験あり、公式大会店舗代表にもなりました。作ったデッキは30以上あり、カードは5000枚くらい購入してきました。

そんな僕が解説していきます。

気になること

  1. 墓地から除外して効果を発動したカードや手札から墓地へ送って発動したカードってどこで効果を発動した扱いなの?
  2. フィールドのラゼンの効果の発動に対して幽鬼うさぎを発動し相手がヘヴィ・ボーガーの特殊召喚する効果を発動されたらラゼンが破壊されなかった、なんで?

この記事を読んで得られること

  • カードの効果を発動しコストなどでカードの場所が移動されても基本的には最初にカードがあった場所が”発動した場所”。
  • 効果処理が行われるタイミングで発動した場所から移動していた場合は基本的に破壊や除外やバウンスといった処理は行われません。

カードが発動した場所を具体的にテキストを確認しながら解説します。

まずは大まかにテキストを確認しながらそのカードがどこで効果を発動するのか?を見ていきたいと思います。

手札で発動は”灰流うらら”

チューナー・効果モンスター
星3/炎属性/アンデット族/攻 0/守1800
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):以下のいずれかの効果を含む魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、
このカードを手札から捨てて発動できる。
その効果を無効にする。
●デッキからカードを手札に加える効果
●デッキからモンスターを特殊召喚する効果
●デッキからカードを墓地へ送る効果

うららは手札誘発と言うだけあって”手札で発動”しコストとして捨てます。

フィールドで発動は”VS ラゼン”

効果モンスター
星4/炎属性/戦士族/攻1800/守1500
このカード名の(1)(2)の効果は、それぞれ1ターンに1度しか使用できず、同一チェーン上では発動できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから戦士族以外の「VS」モンスター1体を手札に加える。
(2):自分・相手ターンに、以下から1つ選択し、その属性の手札のモンスターを1体ずつ相手に見せて発動できる。
●炎:このターン、このカードは効果では破壊されない。
●炎・闇:このカードと同じ縦列の他のモンスターを全て破壊する。

⑴⑵共に”フィールドで発動する効果”で多くのモンスター効果はフィールドで発動します。

墓地で発動は”御巫舞踊ー迷わし鳥”

装備魔法
このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):装備モンスターは効果では破壊されない。
(2):自分の「御巫」モンスターが戦闘を行ったダメージステップ終了時、
フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを持ち主の手札に戻す。
(3):このカードが墓地に存在する場合、自分の墓地の「御巫」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚し、このカードをそのモンスターに装備する。
この効果で特殊召喚したモンスターは、フィールドから離れた場合に除外される。

⑶の効果ですね、これは”墓地で発動する効果”

余談ですが、墓地で対象に取った御巫モンスターが墓地からいなくなったら効果は適用されないので注意。

墓地から除外して発動は”Evil★Twin’s トラブル・サニー

Evil★Twin’s トラブル・サニー
リンク・効果モンスター
リンク4/光属性/悪魔族/攻3300
【リンクマーカー:上/左/右/下】
「イビルツイン」モンスターを含むモンスター2体以上
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードをリリースして発動できる。
自分の墓地から「キスキル」モンスターと「リィラ」モンスターをそれぞれ1体まで選んで特殊召喚する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):墓地のこのカードを除外し、手札・デッキ及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、
「イビルツイン」モンスター1体を墓地へ送って発動できる。
フィールドのカード1枚を選んで墓地へ送る。

なお、こちらは墓地から除外して発動するタイプの効果ですが、こちらも手札誘発と同じく”墓地で発動する効果”

除外された状態で発動する効果”龍相剣現”

通常魔法

このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):デッキから「相剣」モンスター1体を手札に加える。自分フィールドにSモンスターが存在する場合、代わりに幻竜族モンスター1体を手札に加える事もできる。

(2):このカードが除外された場合、自分フィールドの、「相剣」モンスターまたは幻竜族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターのレベルをターン終了時まで1つ上げる、または下げる。

⑵の除外された場合に発動できる効果は当然”除外ゾーンで発動する効果”

墓地から除外して発動する効果と除外ゾーンで発動する効果は混同しやすいので注意が必要です。

効果処理時にカードの場所が移動していた場合は再度移動する処理は行われないことについて4つの具体例で解説

実際にデュエル中に起こる(僕が経験した)ことを中心にピックアップします。発動した場所から移動していた場合は基本的には無効は適用されるけど破壊や除外などは適用されないという認識でOK

灰流うららをメルカバーで無効除外したのに除外されなかった。

融合・効果モンスター
星9/光属性/機械族/攻2500/守2100
「召喚師アレイスター」+光属性モンスター
(1):1ターンに1度、モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時、
そのカードと同じ種類(モンスター・魔法・罠)の手札を1枚墓地へ送って発動できる。
その発動を無効にし除外する。

相手がチェーン1で増援を発動

自分がチェーン2で灰流うららを発動

相手がチェーン3でメルカバーの効果を発動

このチェーンを解決するのですが、メルカバーの効果無効は少し特殊で”無効除外”にする効果なのですが、チェーン2で発動した灰流うららは”手札から捨てて墓地へ移動”しているため無効にはなるものの除外の処理は行われません。

なお、別の例にはなるのですが、メルカバーの効果で原始生命態ニビルを無効除外した場合には原始生命態ニビルは手札で発動するもののそのまま手札から移動しているわけではないので無効除外されます。

ラゼンのフィールドの効果に幽鬼うさぎを発動し、相手がヘヴィ・ボーガーの手札の効果をラゼンを対象に発動したがラゼンが破壊されなかった。

チューナー・効果モンスター
星3/光属性/サイキック族/攻 0/守1800
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドのモンスターの効果が発動した時、
またはフィールドの既に表側表示で存在している魔法・罠カードの効果が発動した時、
手札・フィールドのこのカードを墓地へ送って発動できる。
フィールドのそのカードを破壊する。

効果モンスター
星7/闇属性/機械族/攻2500/守1500
このカード名の(1)(2)の効果は、それぞれ1ターンに1度しか使用できず、同一チェーン上では発動できない。
(1):自分・相手のメインフェイズに、機械族以外の自分フィールドの「VS」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に戻し、このカードを手札から特殊召喚する。
(2):自分・相手ターンに、以下から1つ選択し、その属性の手札のモンスターを1体ずつ相手に見せて発動できる。
●闇:自分はデッキから1枚ドローする。
●地・炎:相手に1500ダメージを与える。

相手がラゼンの召喚成功時効果を発動

自分がそれに幽鬼うさぎを発動

相手がラゼンを対象に手札のヘヴィ・ボーガーの特殊召喚する効果を発動

このチェーン解決ですが、先の例と同様にポイントは”破壊されるカードが移動されていること”

幽鬼うさぎによるカードの破壊の処理が行われるタイミングでラゼンは手札に引っ込んでいるので破壊の処理は行われないということになります。

これは幽鬼うさぎでなくてもフルール・ド・バロネスの無効破壊効果をチェーンしていても効果は無効になるけど破壊されないという処理です。

手札のオオヒメの御巫の効果を発動したが相手のフルール・ド・バロネスの無効破壊をチェーンされたが、伝承の大御巫をチェーンしたらオオヒメの御巫を特殊召喚し破壊されなかった。

儀式・効果モンスター
星6/光属性/天使族/攻 0/守 0
「御巫神楽」により降臨。
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札のこのカードを相手に見せて発動できる。
デッキから「オオヒメの御巫」以外の「御巫」カード1枚を手札に加える。
その後、自分の手札を1枚選んで捨てる。
(2):このカードは戦闘では破壊されず、このカードの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは代わりに相手が受ける。
(3):自分・相手ターンに、自分の墓地の装備魔法カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを装備可能なフィールドのモンスター1体に装備する。

シンクロ・効果モンスター
星10/風属性/戦士族/攻3000/守2400
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):1ターンに1度、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
(2):このカードがフィールドに表側表示で存在する限り1度だけ、
魔法・罠・モンスターの効果が発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
(3):お互いのスタンバイフェイズに、自分の墓地のレベル9以下のモンスター1体を対象として発動できる。
このカードを持ち主のEXデッキに戻し、対象のモンスターを特殊召喚する。

速攻魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札から「御巫」モンスター1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは相手エンドフェイズに持ち主の手札に戻る。
(2):自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外して発動できる。
デッキから「伝承の大御巫」以外の「御巫」カード1枚を墓地へ送る。

自分が手札のオオヒメの御巫の効果を発動

相手がチェーン2でフルール・ド・バロネスの無効破壊を発動

自分がチェーン3で伝承の大御巫を発動

先の例の場所が逆になっているパターンですが結果としては同じですね。

オオヒメの御巫の手札の効果は無効にされるものの、伝承の大御巫で手札からフィールドにカードの位置を移動したので破壊されなかったという処理です。

これできるのにしないパターンとかありそうなので御巫使いは覚えてって下さいね。

その効果どこで発動した?発動した場所と無効破壊された場合の処理について解説 まとめ

今回は”発動した場所と無効破壊された場合の処理”についてお話しました。

実際のカードでやってると「あれ?この処理あってるのな?」とかあるんですがマスターデュエルでも先ほど紹介した例などは実証済みなので自身を持って効果処理してください。

覚えることは簡単、カードの位置が変わっていたら無効の処理はするけど破壊や除外などのカードの位置を変える処理は行われない。

ルールについて明るくないとカードは始めにくいと思うのでまずはマスターデュエルで遊んでみるのがオススメです。