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[天盃龍]の優勝デッキレシピと回し方、対策方法や相性のいいカード[マスターデュエル]

どうも不自由なYPです。今回は”[天盃龍]優勝デッキレシピと展開方法、強さと弱点、対策方法”についてお話していきたいと思います。

202⑶年に登場したテーマの天盃龍を今回は解説していきたいと思います。

僕の遊戯王歴は2019年からで、公認・非公認大会優勝経験あり、公式大会店舗代表にもなりました。

そんな僕が解説していきます。

気になること

  1. 天盃龍を組みたい強いデッキレシピを知りたい
  2. 天盃龍を組んでみたけど展開ルートとか知りたい
  3. 天盃龍と相性が良いカードが知りたい
  4. 天盃龍の強みとか弱点を知りたい
  5. 天盃龍を対策する方法とかカードを知りたい。

この記事を読んで得られること

  • 天盃龍の優勝デッキレシピをピックアップ。
  • 天盃龍の基本展開ルートを解説します。
  • 天盃龍と相性のいいカードを紹介します。
  • 天盃龍の強さと弱点について解説します。
  • 天盃龍を対策する方法とカードを解説します。

そもそも[天盃龍]ってどんなテーマ?

2024年1月27日発売されたLEGACY OF DESTRUCTIONで登場したシンクロテーマ。

炎属性ドラゴン族で構成されるテーマでバトルフェイズに展開する珍しい動きをします。

キル性能が高くCSでの入賞報告が多く登場し一躍有名となりました。

デッキレシピを見るとわかりますがテーマパーツと誘発だけで構成されていて、ある意味究極の純テーマと言えそうです。

天盃龍の優勝デッキレシピをピックアップ

天盃龍テーマのカードを見てみよう

天盃龍パイドラ

【 効果モンスター 】
星 3 / 炎 / ドラゴン族 / 攻1700 / 守1000

このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
デッキから「燦幻」魔法・罠カード1枚を選び、手札に加えるか自分フィールドにセットする。
②:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分のドラゴン族・炎属性モンスターの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0になる。
③:1ターンに1度、自分・相手のバトルフェイズに発動できる。
このカードを含む自分フィールドのモンスターを素材としてS召喚を行う。

一枚初動であり要となるカード

①はテーマ魔法・罠サーチorセットする効果。灰流うららをもらうものの後述する魔法が3積みなのでここに妨害を受けてもまだ素引きで耐えれる可能性があります。

②は永続効果で自分の炎属性・ドラゴン族の戦闘ダメージを0にする効果。

③が要の効果で双方のバトルフェイズ中にシンクロする効果、しかも一度墓地などを経由すると何度でも使える効果

天盃龍チュンドラ

【 効果モンスター 】
星 4 / 炎 / ドラゴン族 / 攻1500 / 守1000

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドにドラゴン族・炎属性モンスターが存在する場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
②:モンスターが戦闘を行うダメージステップ開始時に発動できる。
「天盃龍チュンドラ」を除く、レベル4以下のドラゴン族・炎属性モンスター1体をデッキから特殊召喚する。
③:1ターンに1度、自分・相手のバトルフェイズに発動できる。
このカードを含む自分フィールドのモンスターを素材としてS召喚を行う。

こちらも後攻から初動となるカード

①は条件付きで発動を伴う特殊召喚効果

②はダメージステップ開始時に発動できるデッキからレベル4以下の炎属性・ドラゴン族リクルート効果、このタイミングだと灰流うららを投げることができないので注意。

③は天盃龍共通効果なので省略。

天盃龍ファドラ

【 効果モンスター 】
星 3 / 炎 / ドラゴン族 / 攻1600 / 守1000

このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚・特殊召喚した場合、またはモンスターが戦闘を行うダメージステップ開始時、自分の墓地のレベル4以下のドラゴン族・炎属性モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
②:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分のドラゴン族・炎属性モンスターは戦闘では破壊されない。
③:1ターンに1度、自分・相手のバトルフェイズに発動できる。
このカードを含む自分フィールドのモンスターを素材としてS召喚を行う。

初動とはなりえないけど、このカードがないと回らないので多くの天盃龍の構築では2枚採用。

①は召喚・特殊召喚またはダメージステップ開始時に炎属性・ドラゴン族を蘇生。

②以降は共通効果なので省略

盃満ちる燦幻荘

【 フィールド魔法 】

このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがフィールドゾーンに存在する限り、自分メインフェイズ1の間、自分フィールドのドラゴン族・炎属性モンスターは相手が発動した効果を受けない。
②:自分メインフェイズに発動できる。
デッキから「天盃龍」モンスター1体を手札に加える。
その後、自分の手札を1枚選んで捨てる。
③:バトルフェイズ中にこのカードが破壊された場合、自分フィールドのドラゴン族Sモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力を倍にする。

近年稀に見る壊れカード

①は永続効果でメインフェイズ1限定で自分の炎属性・ドラゴン族にほぼ完全耐性付与

②はテーマモンスターサーチ

③はバトルフェイズ中に破壊された場合、ドラゴン族シンクロモンスターの攻撃力を倍にする効果

このフィールド魔法バグってやがる

燦幻開門

【 速攻魔法 】

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:このカードをバトルフェイズに発動した場合、以下の効果をそれぞれ適用できる。
このカードをバトルフェイズ以外で発動した場合、以下の効果から1つを選んで適用する。
●デッキからレベル4以下のドラゴン族・炎属性モンスター1体を手札に加える。
●手札からドラゴン族・炎属性モンスター1体を特殊召喚する。

これも一枚初動

サーチ&特殊召喚効果で、基本的に先攻を渡されてもこのカードは発動しません、相手のバトルフェイズまで発動をガメて展開して捲るのが理想。

燦幻昇龍バイデント・ドラギオン

【 シンクロ・チューナーモンスター 】
星 7 / 炎 / ドラゴン族 / 攻2600 / 守2000

ドラゴン族チューナー+チューナー以外のドラゴン族モンスター1体以上
このカード名の、①の効果は1ターンに1度しか使用できず、②の効果はデュエル中に1度しか使用できない。
①:このカードがS召喚した場合、自分の墓地のドラゴン族・炎属性モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
このターン、自分はドラゴン族モンスターしか特殊召喚できない。
②:3回以上攻撃宣言された自分・相手ターンに発動できる。
このカードを墓地から特殊召喚する。
その後、フィールドの魔法・罠カード1枚を破壊できる。

チェンドラと他二体のどちらかを絡めることで出せるレベル7シンクロ

①はシンクロ召喚成功時に墓地の炎属性・ドラゴン族を蘇生し制約発生

②は3回攻撃宣言されたら発動できる、自身の蘇生効果、しかも選んで魔法・罠を割れるおまけつき

燦幻超龍トランセンド・ドラギオン

【 シンクロモンスター 】
星 10 / 炎 / ドラゴン族 / 攻3000 / 守3000

ドラゴン族チューナー+チューナー以外のドラゴン族モンスター1体以上
このカード名の③の効果はデュエル中に1度しか使用できない。
①:このカードがS召喚した場合に発動できる。
フィールドのモンスターを全て攻撃表示にする。
②:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、攻撃可能な相手モンスターは攻撃しなければならず、相手はバトルフェイズ中に効果を発動できない。
③:3回以上攻撃宣言された自分・相手ターンに発動できる。
このカードを墓地から特殊召喚する。
その後、フィールドのカード1枚を破壊できる。

天盃龍のエースモンスター

①はフィールドモンスターを攻撃表示にする効果、裏側守備でも攻撃表示に変更可能。

②の効果は永続効果で攻撃の強制と相手へバトルフェイズ中の効果発動を使わせない効果、えぐい

③は燦幻昇龍バイデント・ドラギオンと同様ですが、おまけが何でも破壊

天盃龍の基本展開ルートを解説

今回紹介するのはあくまで一例であり、今後詳しく展開ルートを記事にしていきます。

天盃龍パイドラ一枚+手札コスト(先攻)

  1. 天盃龍パイドラを召喚、召喚成功時効果でデッキから盃満ちる燦幻荘をサーチ
  2. 盃満ちる燦幻荘を発動し天盃龍チュンドラをサーチ
  3. 天盃龍チュンドラの特殊召喚効果を発動し2体で天球の聖刻印をリンク召喚

え?これだけ?って思うかもなんですけど、構築では手札誘発を限界まで詰め込んだ天盃龍なんで基本妨害は手札誘発なんですね。そして、相手が先に天球の聖刻印を処理しようとバトルフェイズに入ったらリリースしてバウンス、リリースされた天球の聖刻印の効果でデッキから天盃龍パイドラを特殊召喚しリソースを回収。

もし相手がメインフェイズでそれなりの展開でこちらに挑んでくるならばバトルフェイズに天球の聖刻印をリリースし、天盃龍ファドラを特殊召喚し、成功時効果で墓地から天盃龍チュンドラを特殊召喚しシンクロする効果を使ってブラックローズドラゴンをシンクロ召喚することで相手盤面を全部破壊、こちらもフィールド魔法をやられてしまうので痛手ではあるのですが返しのドローなどで手札に天盃龍ネーム一枚から再展開可能なのでキルまで難しくはないという感じです。

展開方法はこちらにまとめています

天盃龍と相性の良いカード

手札誘発

相性がいいというよりも、ここまでテーマでキル性能が高いと先攻後攻を問わずに使える手札誘発に振り切る方が無難に戦える気がします。

後攻では機能不全の相手盤面を戦闘で捲りきってライフをとりきるプランや、先攻を渡されたとしても先ほどの展開+手札誘発で受けて切ってから返しにキルというのが優勝構築や僕自身が回してみて思った感想です。

深淵の獣マグナムート

(制限カード) 【 効果モンスター 】
星 6 / 闇 / ドラゴン族 / 攻2500 / 守2000

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分または相手の墓地の光・闇属性モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを除外し、このカードを手札から特殊召喚する。
相手フィールドにモンスターが存在する場合、この効果は相手ターンでも発動できる。
②:このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
このターンのエンドフェイズに、自分のデッキ・墓地から「深淵の獣マグナムート」以外のドラゴン族モンスター1体を選んで手札に加える。

ドラゴン族サーチで天盃龍パイドラにアクセスできるのは大きな魅力で、更にレベル6ということで天盃龍チュンドラと合わせてシンクロ10を狙うこと、つまりフルール・ド・バロネスを出すことで制圧と盤面削りもできるというシナジーもあります。

天盃龍の強さと弱点について解説

天盃龍の強さ

天盃龍の強さはいくつかあります

  1. テーマパーツに無駄が一切ない(初動カードから一気にキルをとれる)
  2. デッキスロットが大量に余るから手札誘発を最大まで採用できるし、捲り札に切り替えるプランも可能
  3. バトルフェイズに展開する性質上原始生命態ニビルを受けない、同様にフィールド魔法の存在でエフェクト・ヴェーラーを受けない、といった具合にメインから採用される手札誘発に抗体がある

といった具合です。

テーマカードに無駄がない

天盃龍パイドラ
盃満ちる燦幻荘
天盃龍チュンドラ
燦幻開門

から手札コストを使いつつもワンキルできるだけの展開力があり、ここにこのテーマの魅力がつまっています。

空きスロットが豊富で柔軟な対応が可能

テーマパーツのキル性能が高いため余計な外部ギミックで補完する必要がなく、手札誘発で先攻・後攻を問わず戦えるという性質があり、先攻でもそれなりの盤面を形成することが可能。(ドラゴンリンクを採用するとかなり強力な盤面になる)

手札誘発の受けも非常に良い

遊戯王における手札誘発はそれこそ非公開情報から飛んでくる妨害なので、どのカードを予想しその効果を受けないようにプレイするのが醍醐味でもあるのですが、天盃龍についてはそのほとんどの手札誘発をフィールド魔法で解決してしまっている上にメイン中に展開もしないから原始生命態ニビルは踏まない。増殖するGを受けてもキルまで走りきることが可能というこれまでのテーマから考えるととんでもないテーマです。

弱点

とはいえ、どのようなテーマにも弱点は存在します。

まず天盃龍自体がかなり強力であるという前提でメタがわかりやすいという点が挙げられます。

例えばシンクロを封じられてしまったり、特殊召喚を封じられるなどのメタもそうです。

とはいえこのくらいのメタを狙ってされてしまうほど強いテーマであるという点はすごいことだと思うし、特殊召喚を封じられて痛くないテーマなんてそれこそないので天盃龍に限ったことではないですね。

天盃龍を対策する方法とカードを解説

天盃龍は手札誘発の受けがいいのですが、とはいえ全く受けないわけではありません。

ピックアップすると

  • 灰流うらら
  • 屋敷わらし
  • 幽鬼うさぎ
  • DDクロウ
  • 墓穴の指名者

灰流うららを打つタイミング

フィールド魔法のない状態での天盃龍パイドラ、逆に天盃龍チュンドラはダメステなので灰流うららを打てません。

あと灰流うららが重いのがフィールド魔法のサーチ効果と燦幻開門に対してですね。ただここは引き合わせの問題もあるので貫通される恐れはあります。

幽鬼うさぎを打つタイミング

幽鬼うさぎを握れているならフィールド魔法のサーチに対して必ず打ちましょう。それだけで相手の盤面に干渉できる可能性が上がります。

墓穴の指名者(DDクロウ・屋敷わらし)を打つタイミング

墓地から蘇生のタイミング次第ではDDクロウは打てませんが、ほとんどの場合使えるので採用してもいいかも。

チェーンブロックを組む蘇生効果ばかりなのでそれにあわせることでキルを免れることが可能です。

[天盃龍]優勝デッキレシピと展開方法、強さと弱点、対策方法 まとめ

今回は”[天盃龍]優勝デッキレシピと展開方法、強さと弱点、対策方法”についてお話しました。

最近は魅力的なテーマが多いですよね。

天盃龍を最初みたときはここまで強力なテーマだと思ってなかったんですけど、バトルフェイズに何回もシンクロする姿をみて「こいつは覇権とるやろ」と思ってしまいました。後攻ワンキルで有名なヌメロンよりもキルする要求値が低いのはおかしい。誘発の受けも違うしとんでもないテーマです。