どうも不自由なYPです。今回は”初心者でも扱いやすい手札誘発9枚とその使い方や更に強いカードと対策方法”ついてお話していきたいと思います。
遊戯王を遊ぶにあたって重要な要素である手札誘発ですが、初心者にとってはどんなカードがあるのか?使い方はどうすればいいいのか?また、中級者で更に強いカードとかあるのかな?手札誘発を対策する方法とかあるのかな?などの疑問があると思います。
それらを解決していきたいと思います。
僕の遊戯王歴は2019年からで、公認・非公認大会優勝経験あり、公式大会店舗代表にもなりました。作ったデッキは30以上あり、カードは5000枚くらい購入してきました。
そんな僕が解説していきます。
気になること
- 手札誘発を使ってみたいんだけど、どういうカードがあるのか知りたい
- 手札誘発を使うタイミングってあるの?
- 強力な手札誘発ってあるかな?
- 手札誘発を使われて勝てない
この記事を読んで得られること
そもそも手札誘発とは
手札(非公開領域)から飛んでくる妨害です。
発動タイミングは様々でカードの発動にチェーンして発動するものや、いつでも発動できるカードもあります。
それぞれが相手の行動を妨害して盤面を弱い状態でこちらにターンを返させたりするのが目的で、手札誘発を使うタイミング次第では相手を完封できることも(マストカウンターの理解が必要)あります。
繰り返しになりますが手札誘発は見えないところから飛んでくる妨害なので何を採用しているのか?相手は手札誘発を持っているのか?また自分自身の手札から相手の手札誘発を乗り越えて展開できるのか?などの読みあいが遊戯王における醍醐味の一つとなっています。
初心者でも扱いやすい採用率が高い手札誘発9枚と使い方や特徴を紹介
手札誘発と一口にいってもその種類はかなり多いので今回は初心者でも扱いやすい手札誘発をピックアップし解説していきます。
灰流うらら
チューナー・効果モンスター
星3/炎属性/アンデット族/攻 0/守1800
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):以下のいずれかの効果を含む魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、
このカードを手札から捨てて発動できる。
その効果を無効にする。
●デッキからカードを手札に加える効果
●デッキからモンスターを特殊召喚する効果
●デッキからカードを墓地へ送る効果
遊戯王で増殖するGと共に最も使われている手札誘発。
カードゲームにおけるアドバンテージである”フィールド・墓地・手札へのデッキからの出力”を止めるカードとして非常に強力で大会デッキでの採用率はほぼ9割を超えています。
ただし万能というわけではなく、コストでデッキから墓地へ送ったりするカードには反応できなかったり、セットする効果には打てないので注意が必要。
ちなみに後述する増殖するGの効果を止めることが可能です。
増殖するG
効果モンスター
星2/地属性/昆虫族/攻 500/守 200
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できず、相手ターンでも発動できる。
(1):このカードを手札から墓地へ送って発動できる。
このターン、以下の効果を適用する。
●相手がモンスターの特殊召喚に成功する度に、自分はデッキから1枚ドローする。
遊戯王はそのほとんどのテーマで特殊召喚を行いますが、その特殊召喚に反応してドローをするという強力な効果。
発動してしまえば相手の特殊召喚に合わせてずっとドローできるので相手の行動制限のプレッシャーを与えることもできますし、相手も自分の手札が増えるのを嫌うのでどこまで盤面を作るのか?を考えさせるカードとして非常に強力だと思います。
ただし、ドローは強制的に行われる(自分でもうドローしなくていいやとかできない)ので、相手がフル展開してデッキのカードを引ききってしまうと負けなので注意が必要。
無限泡影
通常罠
自分フィールドにカードが存在しない場合、このカードの発動は手札からもできる。
(1):相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの効果をターン終了時まで無効にする。
セットされていたこのカードを発動した場合、
さらにこのターン、このカードと同じ縦列の他の魔法・罠カードの効果は無効化される。
相手のモンスターがフィールドで効果を発動した場合に発動できて、そのモンスターの効果を無効にできる効果が強力です。ただし発動するには条件があり、自分の盤面にカードがないことが条件となるので使うタイミングは重要。
また追加効果としてセットして発動した場合は”発動した楯列すべての魔法罠の効果を無効にする”ので戦略的に相手のセットカードと同じ楯列に無限泡影をセットして使うなどをするとモンスターとセットされた魔法罠に対してプレッシャーを与えられるので強力ですが、自分の魔法とかも無効にしてしまうので注意が必要です。
エフェクト・ヴェーラー
チューナー・効果モンスター
星1/光属性/魔法使い族/攻 0/守 0
(1):相手メインフェイズに、このカードを手札から墓地へ送り、
相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
その相手モンスターの効果をターン終了時まで無効にする。
無限泡影と似ている効果ですが、こちらは”相手ターン限定”がネックになりますが、自分の盤面がどうであれ打てるのは無限泡影よりも使いやすいときもあります。
また、モンスターであるため召喚して展開に絡ませたりすることができるので無限泡影との差別化もできます。
ただし墓地へ送れない状況だと発動すらできないので注意
幽鬼うさぎ
チューナー・効果モンスター
星3/光属性/サイキック族/攻 0/守1800
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドのモンスターの効果が発動した時、
またはフィールドの既に表側表示で存在している魔法・罠カードの効果が発動した時、
手札・フィールドのこのカードを墓地へ送って発動できる。
フィールドのそのカードを破壊する。
こちらは少し特殊なカードで手札誘発でありながらも、フィールドでも自身を墓地へ送って発動できるカードです。その効果はモンスターの効果のみならず、永続魔法・フィールド魔法、永続罠といったカードも破壊することができるので、環境次第では大活躍できます。
また、ほかの手札誘発の多くは破壊ないし除去までは行わないのに対してこのカードだけは盤面から除去できるので他の無効系の誘発よりもアドバンテージを多く稼ぐことができます。
屋敷わらし
チューナー・効果モンスター
星3/地属性/アンデット族/攻 0/守1800
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):以下のいずれかの効果を含む魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、
このカードを手札から捨てて発動できる。
その発動を無効にする。
●墓地からカードを手札・デッキ・EXデッキに加える効果
●墓地からモンスターを特殊召喚する効果
●墓地からカードを除外する効果
灰流うららの墓地パターンですね、ただしほかの手札誘発と大きく違う点があり、このカードは”発動を無効にする”タイプという点。
これはダメージステップにも発動できるのが大きな特徴です。
後述する手札誘発をケアするカードの墓穴の指名者を止めれるのは大きな魅力です。
D.D.クロウ
効果モンスター
星1/闇属性/鳥獣族/攻 100/守 100
(1):このカードを手札から墓地へ捨て、
相手の墓地のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを除外する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
モンスターでも魔法罠でも墓地から除外できる優れたカードで、相手の墓地の除外して発動するタイプのカードを先にこのカードで除外したり、はたまた墓地から特殊召喚するカードを除外したりとかなり器用に動くことができます、前述の屋敷わらしは天敵とはなりますが墓地リソースを削れるので環境次第では採用率が一気にあがる一枚といえます。
原始生命態ニビル
効果モンスター
星11/光属性/岩石族/攻3000/守 600
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手が5体以上のモンスターを召喚・特殊召喚したターンのメインフェイズに発動できる。
自分・相手フィールドの表側表示モンスターを可能な限りリリースし、このカードを手札から特殊召喚する。
その後、相手フィールドに「原始生命態トークン」(岩石族・光・星11・攻/守?)1体を特殊召喚する。
このトークンの攻撃力・守備力は、この効果でリリースしたモンスターの元々の攻撃力・守備力をそれぞれ合計した数値になる。
この効果は相手ターンでも発動できる。
発動条件が相手の召喚・特殊召喚回数が5回に達した時点で打てるという時限爆弾タイプの誘発。
自分フィールドも巻き込みますが、相手のモンスターを対象をとって破壊などと比べると避けることが難しい”リリース”による除去ができるのが非常に強力。
このカードが生まれただけで”ニビルケア”という言葉が生まれたくらいに展開系へのプレッシャーとなるくらいです。
効果の処理としては自分・相手の”表側表示”のモンスターをリリースして自身を特殊召喚し、リリースしたモンスターたちのスペックを合計した数字のトークンを特殊召喚する効果です、この効果に増殖するGを発動されると自身とトークンの特殊召喚で2枚ドローされるので覚えておきましょう。
ドロール&ロックバード
効果モンスター
星1/風属性/魔法使い族/攻 0/守 0
(1):自分・相手ターンに、相手がドローフェイズ以外でデッキからカードを手札に加えた場合、
このカードを手札から墓地へ送って発動できる。
このターン、お互いにデッキからカードを手札に加える事はできない。
ドローフェイズ以外とかなり広範囲な発動タイミングで、相手がサーチやドローをしたらその処理後に発動するタイプの誘発。なお、お互いにデッキから手札へカードを加えられないため注意、
なお効果適応された増殖するGを唯一止められるカードでもあります。
テクニックがいるけど強力な手札誘発を紹介
少し扱いが難しい手札誘発を紹介します。初心者のうちでもこの記事を読めば扱えます。
ディメンション・アトラクター
効果モンスター(準制限カード)
星6/闇属性/魔法使い族/攻1200/守2200
(1):自分の墓地にカードが存在しない場合、このカードを手札から墓地へ送って発動できる。
次のターンの終了時まで、墓地へ送られるカードは墓地へは行かず除外される。
この効果は相手ターンでも発動できる。
このかカードが採用できるかできないかで大きなアドバンテージがあると僕は思っていて、遊戯王における墓地は第二の手札といわれるくらい重要なわけですね。その墓地に対してリソースなどをためれないようにするだけでテーマによっては完封してしまうほどの効果をもっているわけですね。
また、手札やフィールドから墓地へ送って発動するタイプの効果なども使えなくできることから増殖するGやエフェクト・ヴェーラーなどは使えなくなるのも副次的な効果としては強力すぎると思います。
ただしさすがにそんなカードがポンポン使えたらゲームが崩壊するので自分の墓地に何もない状態じゃないと使えませんよという発動するにあたっての制約もありますので注意しましょう。
アーティファクト-ロンギヌス
効果モンスター
星5/光属性/天使族/攻1700/守2300
(1):このカードは魔法カード扱いとして手札から魔法&罠ゾーンにセットできる。
(2):魔法&罠ゾーンにセットされたこのカードが相手ターンに破壊され墓地へ送られた場合に発動する。
このカードを特殊召喚する。
(3):相手ターンに、手札・フィールドのこのカードをリリースして発動できる。
このターン、お互いにカードを除外できない。
ディメンション・アトラクターと対をなす効果を有しているのがアーティファクト-ロンギヌス。
エフェクト・ヴェーラー同様相手ターン限定の効果でお互いに除外できなくする効果。
またこのカードは他の手札誘発と違う文言があり、それが”リリースして発動できる”というもの
これは墓地へいけなくても使えるのでディメンション・アトラクター適用化でも問題なく使えるのが特徴、ディメンション・アトラクター適用時に使うと効果処理した時点から除外できなくなるので効果の塗り替えが可能になります。
拮抗勝負
通常罠
自分フィールドにカードが存在しない場合、このカードの発動は手札からもできる。
(1):相手フィールドのカードの数が自分フィールドのカードより多い場合、
自分・相手のバトルフェイズ終了時に発動できる。
自分フィールドのカードの数と同じになるように、
相手は自身のフィールドのカードを選んで裏側表示で除外しなければならない。
これまで無限泡影以外モンスターだったのでびっくりかもしれませんが、このカードも使えます。
タイミングはバトルフェイズ終了時という限定的なタイミング
自分フィールドのカードの枚数まで相手の盤面を除去できる(相手が選ぶとはいえ)効果。
また再利用が難しい裏側というのもえぐい効果です。
あとバトルフェイズ終了時というのは正確にはエンドステップと呼ばれます
手札誘発を対策するカード3枚とプレイによるケア方法を紹介
手札誘発はわかったけど、それを使われて遊べなくてつまらないという方はこういうカードを採用してみましょう。
抹殺の指名者
速攻魔法(制限カード)
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):カード名を1つ宣言して発動できる。
宣言したカード1枚をデッキから除外する。
このターン中、この効果で除外したカード及びそのカードと元々のカード名が同じカードの効果は無効化される。
自分のデッキにも同じカードを採用する必要はあるものの、ほぼすべてのカードの効果を無効にできる一枚。
手札誘発のみならず、カウンター罠すらも先に抹殺の指名者を使っていたなら無効にしてしまうメタカードです。デッキ次第ではあえて除外して効果を狙いに行くこともあります。
墓穴の指名者
速攻魔法(準制限カード)
(1):相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを除外する。
次のターンの終了時まで、この効果で除外したモンスター及び
そのモンスターと元々のカード名が同じモンスターの効果は無効化される。
手札誘発を弾く以外にも相手のテーマで墓地で起動したりするカードなんかも無効にできるので非常に使い勝手がいいです、また同名ターン1がないのでチェーンして発動も可能。
屋敷わらしやロンギヌスで止められるので使うタイミングは見極めましょう。
レッド・リブート
カウンター罠(制限カード)
このカードはLPを半分払って手札から発動する事もできる。
(1):相手が罠カードを発動した時に発動できる。
その発動を無効にし、そのカードをそのままセットする。
その後、相手はデッキから罠カード1枚を選んで自身の魔法&罠ゾーンにセットできる。
このカードの発動後、ターン終了時まで相手は罠カードを発動できない。
例えば無限泡影や先ほどの拮抗勝負なんかもとめることができますし、相手の伏せていた神の宣告などのカウンター罠も封殺でます。僕は何度もこれにやられました。
プレイ
プレイ(展開手順)によっては相手の手札誘発の致命的なダメージを少なく展開できることもあり、これらを”プレイでケアする”なんて表現したりします。
例えば先の原始生命態ニビルケアなんていうのは5体目の特殊召喚までにモンスター効果無効を搭載したモンスターを用意するとか、そもそも4体で止めてしまうなどの方法があります。
エフェクト・ヴェーラーがしんどいときにディメンション・アトラクターを握れているならディメンション・アトラクターを先に使ってから展開するなどの動きもケアにあたります。
初心者でも扱いやすい手札誘発9枚とその使い方や更に強いカードと対策方法 まとめ
今回は遊戯王のデッキ構築やプレイにおいて重要な手札誘発についてまとめました。
特に使いやすく採用率も高い手札誘発の9枚はよく見かけるので必ず入手しておきたいところです。
また僕自身が実際に組んでいるデッキにも手札誘発は必ずと言っていいほど採用しているのでよかったらチェックしてみてください。
手札誘発は相手の嫌がるタイミングに打たなければほぼ意味がないので打つタイミングの理解は実際に対戦してみるか、実際に自分で組んでそのデッキの理解度を深めるしかありません。
マスターデュエルなんかだと任意のテーマとあたることはできませんが環境レベルのテーマと対戦することができるのでオススメです。