増殖するGの有効な使い方と注意点、対策方法や相性のいいカードを解説

どうも不自由なYPです。今回は”増殖するGの使い方と対策方法”についてお話していきたいと思います。

遊戯王を遊ぶにあたって重要な要素である手札誘発、その中でも採用率は灰流うららと同じかそれ以上の環境もある増殖するGについてです。

増殖するGと上手く向き合える人が勝ち続けられるといっても過言ではないと思っているし上手な人は増殖するGを投げられても最小の動きの中から最大のリターンを得ることで対策していたりします、その逆もありますし、向き合い方は様々なので今回はそれらを解説していきたいと思います。

ほかの手札誘発はこちらを参照してください

僕の遊戯王歴は2019年からで、公認・非公認大会優勝経験あり、公式大会店舗代表にもなりました。

そんな僕が解説していきます。

気になること

  1. 増殖するG使ったのに勝てないから上手く使いたい
  2. 増殖するGを使われて勝てない、対策する方法ってないのかな?
  3. 増殖するGを使われても勝てる方法が知りたい

この記事を読んで得られること

  • 増殖するGを上手く使う方法を紹介します。
  • 増殖するGの対策方法を紹介します。
  • 増殖するG適用されても勝てる方法を紹介します。

増殖するGを上手に使う5つのポイント

増殖するGのテキストを確認

【 効果モンスター 】
星 2 / 地 / 昆虫族 / 攻500 / 守200

このカードを手札から墓地へ送って発動する事ができる。このターン、相手がモンスターの特殊召喚に成功する度に、自分はデッキからカードを1枚ドローする。この効果は相手ターンでも発動する事ができる。「増殖するG」は1ターンに1度しか発動できない。

相手が特殊召喚する度にドローできる効果で、手札が増えることを嫌う相手は多くの場合展開せずにターンを返します。

デッキがわからないときは様子をきちんと見る

増殖するGは展開する相手に対しては有利に働く効果です。しかし相手のデッキが不明な場合はどうすればいいか?ですがまずは”様子を見る”が正解です、大会などでは大方環境周りの研究や対策は行っていると思いますが予想できないテーマと当たることもしばしばあります。そういった動きがよくわからないテーマに対しては様子を見て増殖するGを投げることが重要です、特殊召喚するようなら打ってもいいし、フィールドにモンスターがいない場合はPSYフレーム・γをケアするのに様子を見たり(主にマスターデュエルでの対応)するのがミソです。

デッキがわかっていて展開するテーマならスタンバイに打つこと

デッキがわかっている=マッチ2戦目などでしたら後攻なら三戦の才をケアするためにぶん投げてもOKだと思います。三戦の才でハンデスとかされたらたまったもんじゃないし、2ドローされても嫌ですからね、スタンバイに打っちゃいましょう

三戦の才

通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):このターンの自分メインフェイズに相手がモンスターの効果を発動している場合、
以下の効果から1つを選択して発動できる。
●自分はデッキから2枚ドローする。
●相手フィールドのモンスター1体を選び、エンドフェイズまでコントロールを得る。
●相手の手札を確認し、その中からカード1枚を選んでデッキに戻す。

発動を伴う特殊召喚する効果に打つべきか?を考えること

~~場合発動できる、手札からこのカードを特殊召喚する。みたいな効果が発動した場合も前述のようにγケアで打たないこともあるけど、そのモンスターが特殊召喚したら魔法罠サーチされてターンを返されるかもしれないパターンもあるので僕は大体発動を伴う特殊召喚には増殖するGを打っています。

誘発娘召喚なら即打ちでOK

稀に誘発娘(灰流うららや屋敷わらしなどの手札誘発モンスター)を通常召喚したりする場合がありますが、その多くはアルミラージに変換し展開するパターンだったりするので僕は即打ちします。幽鬼うさぎだけはフィールドからでも使える効果なのでちょっと考えますが大体打ちます。

壺(ドローソース)を発動されたら打つべき

強欲で貪欲な壺や金満で謙虚な壺など様々なドローソースがありますが、それらを発動されたら僕は増殖するGを打つことにしています。何故ならそのドローによって増殖するGを弾ける灰流うららや指名者を引き込まれる恐れがあるからです。そのためドローする効果を発動された場合は増殖するGは即打ちです。

灰流うららと一緒に手札にある場合は?

灰流うららと増殖するGを持ち合わせている場合は極力灰流うららから打つようにしています。

理由としては灰流うららを相手の指名者の的にして増殖するGを通したいからですね。

相手チェーン1 強欲で貪欲な壺を発動

自分チェーン2 灰流うららを発動

相手チェーン3 墓穴の指名者

となった場合は一度チェーン処理をしてから相手の動きに合わせて増殖するGを投げます。もし相手の手札に灰流うららがあっても自身の墓穴の指名者でこのターン(と次のターン)は灰流うららは無効になっているから、というのと墓穴の指名者はデッキに二枚しか入れられないのでそんなカードが手札にある可能性が低いと判断するからですね(当然引かれている可能性もある)

先の例で チェーン4で増殖するGを打った場合チェーン5で相手の灰流うららを打たれるとせっかく1テンポずらせれば通せた効果なので僕は待つことにしています。

増殖するGの使用上の注意

余談なんですが増殖するG適用時にドロール&ロックバードを使うとドローが止まります。

また手札から墓地へ送れない状況だと発動もできませんので覚えておきましょう。

次元の裂け目や虹光の宣告者などがフィールドに存在する場合は発動できないので注意。

増殖するGを対策するカード

では、具体的に増殖するGを対策できるカードをピックアップします。

灰流うらら

チューナー・効果モンスター
星3/炎属性/アンデット族/攻 0/守1800
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):以下のいずれかの効果を含む魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、
このカードを手札から捨てて発動できる。
その効果を無効にする。
●デッキからカードを手札に加える効果
●デッキからモンスターを特殊召喚する効果
●デッキからカードを墓地へ送る効果

増殖するGは”デッキから手札に加える”効果、この場合だとドローする効果ですが、それに該当するため灰流うららで効果を無効にすることが可能です。

墓穴の指名者

速攻魔法(準制限カード)
(1):相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを除外する。
次のターンの終了時まで、この効果で除外したモンスター及び
そのモンスターと元々のカード名が同じモンスターの効果は無効化される。

手札誘発モンスターに対する強力なメタカードで手札で発動し墓地へ送られる(捨てられる)カードはみんなこのカードの餌食になります。

抹殺の指名者

速攻魔法(制限カード)
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):カード名を1つ宣言して発動できる。
宣言したカード1枚をデッキから除外する。
このターン中、この効果で除外したカード及びそのカードと元々のカード名が同じカードの効果は無効化される。

墓穴の指名者は墓地のモンスターを対象にとることで除外し無効にしますが抹殺の指名者は宣言しデッキから同名カードを除外することで無効にする効果なので、魔法罠に対しても有効であり、墓地へ送られないモンスターなどについても効果無効を狙える効果となっています。原始生命態ニビルなんかも墓地へ行かないから墓穴の指名者ではケアできませんしね。

墓穴ホール

通常罠
(1):手札・墓地のモンスターまたは除外されているモンスターの効果を相手が発動した時に発動できる。
その効果を無効にし、相手に2000ダメージを与える。

罠であるため一旦伏せないといけないので遅いのですが、少なくないバーンダメージと1ターン1度の制限もないので伏せていれば何度でも使えるのがポイント。

増殖するGを止めるのはもちろん、それ以外の手札誘発もケアできます。

ドロール&ロックバード

効果モンスター
星1/風属性/魔法使い族/攻 0/守 0
(1):自分・相手ターンに、相手がドローフェイズ以外でデッキからカードを手札に加えた場合、
このカードを手札から墓地へ送って発動できる。
このターン、お互いにデッキからカードを手札に加える事はできない。

ドローフェイズ以外で相手がデッキから手札にカードを加えたら発動できる効果で、相手が増殖するGを発動→自分が特殊召喚し相手が1ドロー、すかさずその処理後にこのカードを発動することで相手は1枚しかドローができないままになります。効果範囲が自分にも及ぶのが玉に瑕ですが、増殖するG1枚ドローで抑えられるのは非常に強力と言えます。

ディメンション・アトラクター

効果モンスター(準制限カード)
星6/闇属性/魔法使い族/攻1200/守2200
(1):自分・相手ターンに、自分の墓地にカードが存在しない場合、
このカードを手札から墓地へ送って発動できる。
次のターンの終了時まで、墓地へ送られるカードは墓地へは行かず除外される。

先ほどの虹光の宣告者同様、増殖するGは”手札から墓地へ送って発動”という条件のカードなので、手札から墓地へ送れない状況、つまり除外されるような状況だと発動ができません。

なのでもし先攻で自分がディメンション・アトラクター握っているなら即打って相手の出方を見たほうがいいです、もしそれにチェーンして増殖するGを打ってくるならそのままステイ、打たれないなら動くという判断ができます。ちなみに後攻でディメンション・アトラクターと増殖するGを握っていたらディメンション・アトラクターチェーン1、チェーン2で増殖するGを発動することでドローしつつ除外メタを使うことができます。

次元の裂け目

永続魔法
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、
お互いの墓地へ送られるモンスターは墓地へは行かず除外される。

前述のように除外されてしまう状況では増殖するGは打てません。

マクロコスモス

永続罠
(1):このカードの発動時の効果処理として、
手札・デッキから「原始太陽ヘリオス」1体を特殊召喚できる。
(2):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、墓地へ送られるカードは墓地へは行かず除外される。

同上

増殖するG対策はデッキとプレイで決まります

カードゲームは運の要素を多分に含みます、対策札を引けていればそれでいいのですが、引けていないときに光るのが”自分の腕”となるわけでそれこそが醍醐味。

前述のようにカードゲームは運要素がたくさんあるわけで、そこは無視できないのですよね。

とはいえ、それで片づけてしまうのはやはり面白くない。

だからこそデッキ構築(デッキの選定)やプレイで増殖するGに屈しないようにしていかないといけません。

G受けの良いデッキを選ぶこと

やはり増殖するGに屈したくなかったらデッキの選定からかなと思います。

そもそも特殊召喚をしないテーマや特殊召喚をあまりしなくても妨害を立てられるテーマなどもあるので増殖するGを受けてもどの程度のドローまでは許容できるのか?でデッキを選ぶといいと思います。

ふわんだりぃずとか真竜なんかはアドバンス召喚主体のテーマでかつ、それなりに強いので興味があれば組んでみてもいいと思いますし、増殖するGで数枚引かせてしまうけどそれなりの妨害を残せるテーマもあるので色々と調べてみてもいいかもしれません、今度まとめときます。

増殖するG適用中にどこまで展開するのかはプレイ次第

増殖するGを受ける術がなく効果が適用されてしまった場合に”どれくらい動いて何枚ドローさせてどれくらいの妨害を敷くのか?”を考えることが重要でどうせ適用してしまっているので動けばドロー、逆に動かなければ相手の手札を一枚減らすことができたと考えることもできます。ただし妨害は手札にあるものだけになるのでこれぞプレイって感じですよね。

以前、僕は手札に神の通告と幽鬼うさぎの妨害があったので展開やめてターン返したんですが普通に負けましたね。でもそれって割り切りだと思ってるので後悔はしてませ・・くぁwせdrftgyふじこlp

ライブラリアウトと圧倒的な制圧盤面だけが適用された増殖するGへの勝ち方

では、増殖するGが適用された状態でも勝てる方法というものがありますが、基本的にはかなり上級者向けです。とはいえ決闘者にはやらねばならないときがくるわけでそのときのためにも今のうちに知識としてもっていて損はないです。

デッキを引ききらせるくらいの展開ができるならライブラリアウトを狙うのもあり

展開力がとんでもなく高いテーマはこの方が勝率高いかもしれません。

相手のデッキが40枚として初手5枚引いて35枚がデッキとして単純に35回ないし34回特殊召喚を行うことで相手のデッキロス所謂ライブラリアウトを狙うことができます。先も言ったようにとんでもない展開力が必要ですが意外と自分が後攻で相手が先攻展開をしたあとってデッキの枚数減ってるので増殖するGを投げられて盤面捲って、なお蓋する勢いでぶん回せば意外といけないこともないです。とはいえ盤面捲るの大変だし、そこで躓くことが多いんですけどね

圧倒的な制圧で何もさせないことができるならぶん回そう

自分が先攻で増殖するGを投げられたパターンで前述したのは止まるとかある程度ドローを許容しつつ最低限の妨害を残すみたいな感じでしたが相当硬い盤面、例えば特殊召喚の制限とか魔法使えないとか、そういったシステムモンスターや魔法罠を用意できるならぶん回して何枚でもドローさせてしまってもいいのかなと思います。

もちろん解決札を引き込まれる可能性もありますが、どうせ増殖するG適用中でこちらg何もしなければ相手ターンに決められてしまうので、いっそ気持ちよくぶん回すのも手です。

[汎用手札誘発]増殖するGの使い方と対策方法を解説[初心者必見] まとめ

今回は遊戯王における最強の汎用カード”増殖するGの使い方と対策方法を解説”のお話をさせてもらいました。

上手に使う方法や考え方、対策や適用化での動きの考え方なんかを紹介しましたがどうでしょうか?

もうね、投げるのは気持ちいのに投げられたらこうも不愉快になる筆頭カードなのでどう足掻いても目にする機会は減らないので対策や受け方みたいなのは重要ですのでこの際に覚えておきましょう。